胸郭出口症候群

胸郭出口症候群は、
斜角筋症候群、
肋鎖症候群、
小胸筋症候群(過外転症候群)の総称です。

簡単に説明すると、
神経を圧迫してしびれや痛みが出ている状態です。

私自身は全ての圧迫が少しずつあると感じています。

胸郭出口症候群を改善しなければ、
脳からの命令が強くなっても、
手まで届きません。

斜角筋症候群は、
前斜角筋、中斜角筋の間を、
吸い玉(お灸、マッサージ)で解します。

吸い玉を使う場合は、
立ちくらみを起こす場合があるので、
背臥位で使用して下さい。

肋鎖症候群は、
鎖骨が前傾していると改善しないので、
胸鎖関節、肩鎖関節のアライメント調整と、
鎖骨下筋を解す必要があります。

麻痺側の手を握って拳をつくり、
限界まで回外させます。

正面を見ながら、
健側のおでこに、
麻痺側の示指から小指の基節骨を触れさせて、
麻痺側の肘を小さく20秒揺すります。

同じ様に健側の耳にも、
麻痺側の示指から小指の基節骨を触れさせて、
麻痺側の肘を小さく20秒揺すります。

小胸筋症候群は、
肩関節75-105度屈曲、0-15度内旋、肘関節90度屈曲させて、
胸鎖関節と肩鎖関節の中間辺りの、
鎖骨の下を部分を解したり、
脇の奥に指を突っ込んで、
小胸筋を裏側から押し上げて解します。
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短母指伸筋

前回の続きです。

橈側外転単独なら60度可能でも、
掌側外転75度から橈側外転への移行だと、
力が抜けて45度以下になります。

スナフボックス(snuff box、嗅ぎタバコ入れ)が、
長母指伸筋腱しか見えないので、
短母指伸筋を使っていないそうです。

長母指伸筋で代償しないように意識しながら、
短母指伸筋でCMを動かして、
橈側外転を繰り返して鍛えるそうです。

IPは脱力し、
手関節は45度背屈させ、
橈側外転と掌側外転の中間で、
MP伸展、手関節橈屈も同時に行うとやり易いです。

IP伸展も苦手なので、
短母指外転筋も長母指伸筋で代償してそうです。

1時間で握力7.5kg増加

今回の通院リハのOTは担当のS崎さんです。

PTに続いて神経の相談をしました。

ギヨン管(Guyon管)症候群(尺骨神経管症候群)に対しては、
内側手根隆起(豆状骨、有鉤骨鉤)より、
外側手根隆起(舟状骨結節、大菱形骨結節)が高くなって、
ギヨン管を圧迫しているので、
三角骨を小指側に起こしてもらいました。

S崎さんは、
TFCC(三角線維軟骨複合体)の張りが弱い事が気になるみたいです。

肘部管症候群に対しては、
橈骨と尺骨の角度を調整したり、
橈骨を尺骨に寄せながら内旋させて、
オズボーンバンド(Osborne Band、Fibous band)の圧迫を緩めてもらいました。

発症9ヶ月頃病院で測った握力は24kgで、
発症15ヶ月頃自宅で測った握力も24kgです。

今回(発症17ヶ月)は、
アライメント調整を間に入れながら何度か測って、
最高31.3kg、最低23.8kgでした。

骨の1mm以下、1度以下の変化で、
7.5kgも変動するとは驚きました。

握力が増えただけでなく、
回内、回外の動きも1.5倍速くなりました。

次回に続きます。

僧帽筋

通院リハのOTの前に、
PT室で自主トレをしました。

練習台で1足1段ですが、
杖なし手摺なし昇降に挑戦しました。

一応出来ましたが、
実用には遠かったです。

後頭部から麻痺側の手を出して、
健側の耳を掴んだ状態で、
胸を張って200m歩くと、
僧帽筋の感覚が増えました。

下肢がもう少し改善したら、
ブラジル体操も取り入れてみます。

入院中同室だったK友さんと再会しました。

下肢の感覚が増えたみたいで、
歩容はかなり改善していましたが、
上肢は脇の開きが大きくなっていました。

通院リハは6月いっぱいで、
その後はCI療法を受けるそうです。

脛骨と皮膚

今週の通院OTリハは違う曜日なので、
今回の通院リハはPTだけです。

下肢を中心に解してもらいながら、
神経について色々と質問してきました。

例えばハムストリングの内外差が大きいと、
脛骨と腓骨のアライメントが崩れるので、
神経を圧迫する場合があるそうです。

教えてもらった話を元に調べていると、
新しい発見がたくさんありました。

OTでも相談するつもりなので、
まとめて記事にします。

脛骨の正面から内側の感覚が薄い事を伝えて調べてもらうと、
左右差が大きく滑りが悪いそうです。

指の甲側みたいなものなので、
皮膚を引っ張ったりお灸を燃やしたりしてみます。

手の握り方と開き方

握り方は、
母指球=小指付け根(MP)<小指<環指<中指<示指<母指の順で、
開き方は、
母指球=母指<示指=中指<全体の順で脱力し、
母指(IP)と小指付け根を開く。

母指球から動かす癖をつけます。

例え話で困る

3ヶ月前(発症14ヶ月後)から、
高次脳機能障害の中でも説明の難しい複雑な面が回復しだして、
病前の性格に近くなってきました。

忘れる事は多くても、
失う事は少なくなったし、
失ったと思い込んでいた記憶を、
思い出せる事が増えています。

何故例え話をするのかまったく解らなくなっていて、
相手が例え話をした時に「例えば」を付け忘れると、
突然別の話を始めたように感じていましたが、
自分でも使うように訓練して、
違和感なく聞けるようになってきました。

これまでは考え方よりも、
高次脳機能回復を優先していましたが、
これからは自分の考え方で、
記憶が抜けてまとまらない部分を、
今の機能で再び考えて、
埋める作業を優先しようと思います。

歩行訓練の修正

脊柱の維持、修正が出来るようになると、
歩行訓練の修正も出来るようになります。

麻痺側に荷重出来ないと歩隔が両側に広くなり易いです。

麻痺側はどれだけ崩れても構わないので、
健側を閉じて歩きます。

麻痺側の問題を健側で補わないようにして、
問題を明確にした状態です。

健側で麻痺側を引き摺ったり、分回す方がほとんどです。

この歩行を続けると、
仙椎の麻痺側が後退し、寛骨が開き、恥骨結合が広がり、
腰椎が健側へ偏り、麻痺側へ旋回します。

典型的な片麻痺の動きになってしまいます。

こうなると上肢の改善も難くなります。

平行棒がないと出来ない方が多いと思いますが、
左右逆の動きも練習します。

麻痺側で健側を引き摺ったり、分回す練習です。

脊柱の形を維持して、
仙椎と寛骨が押し合う事が目的なので、
押し退け合っては無意味です。

麻痺側の足腰の方向を揃えて歩くと、
広背筋が鍛えられて、
肩の伸展が可能になり、
大胸筋の痙縮も軽減されます。

ジャンプ成功

通院リハのPTはN田さんです。

OTでは肩の角度を確認してもらったところで時間切れだったので、
引き継いで整えてもらいました。

胸鎖乳突筋、僧帽筋、広背筋、大胸筋を中心に、
広範囲を解してもらいました。

今までで最も痛い治療でした。

環椎と頭蓋を持って整える技術は目から鱗です。

OTでも感じた事なのですが、
環椎、胸椎を患者自身が固定出来ると、
セラピストは上肢を治療し易いみたいです。

去年から気になっていた太腿の違和感を伝えて、
大腿二頭筋と外側広筋を解してもらうと、
足底全面に感覚が入り、
ジャンプが出来るようになりました。

以前にも手摺の側でスキップに近いジャンプを訓練をしていた時期はありましたが、
その場で両足で跳び上がるジャンプは初挑戦です。

ジャンプは目標の一つではありましたが、
装具と杖を卒業してからと考えていたので、
まさかこの時期に達成出来るとは思ってもいませんでした。

私は神経の知識が少な過ぎます。

大腿二頭筋長頭が解れた瞬間に足底まで電気が走ったのは、
大腿二頭筋長頭の硬くなった部分が圧迫していた総腓骨神経が、
解放されて一気に流れたからだと思うんですよね。

N田さんは評価能力が非常に優れていて、
他の患者からも絶賛の言葉以外聞いた事がありません。

私はフィードバックの多い患者だとは思いますが、
それでももっと詳細に説明する必要がありました。

脳卒中は損傷範囲が広過ぎるし、
全ては把握出来ません。

今回の場合だと、
私は歩行で膝関節を使えるし、
大腿は全体的に低緊張なので、
分かり難くて当然です。

外側広筋の筋硬結なんて筋腹の中心辺りだったので、
触ってもすぐ逃げてしまいます。

時間があればN田さんは全て見つけると思いますが、
週1回40分では大腿直筋の表面近くならともかく、
外側広筋の筋腹の中心を探る時間はありません。

去年から気になっていたのに、
その内見つけて治してくれると受身になっていました。

ジャンプを達成した事は非常に嬉しいのですが、
甘えた考えを改めないと先が思いやられますね。

鎖骨と肋骨

今回の通院リハのOTは担当のS崎さんです。

IAIRを参考に考えた方法をいくつか行いました。

胸鎖関節は家族と試した時は上手く出来なかったのですが、
S崎さんにやってもらうと十分動きました。

麻痺側の胸鎖関節を頭部方向に回すと効かせ易かったです。

胸骨柄を押し込んだ状態で回すと苦しいので傾きに注意です。

鎖骨下筋が硬過ぎると鎖骨は改善しないので、
指を胸鎖関節の近くに25mm程突っ込んで解します。

激痛なので痛みに弱い人は予めせんねん灸を燃やすと少しマシです。

肩の稼動範囲が広ければ別の方法もあるのでその内書きます。

鎖骨を起こすと、
上腕三頭筋の外側頭の緊張が上がって肘が伸ばし易くなります。

肋間を広げる方法が分かりました。

背臥位の患者の健側に施術者は座って、
右手は頭部側に上げたい肋軟骨の足側に、
麻痺側に母指、健側に示指か中指を突っ込んで強く締め、
麻痺側の肋骨から拳一つ分離れた位置で、
肋骨を左手で頭上に押し上げながら、
右手の母指も捻り上げます。

第2、3、4肋骨を上げれば十分なので2分もかかりません。

横隔膜が解放されるのでお勧めです。

喉や脊椎も行ったのですが、
根本的に改善させるような事ばかりしていたので、
休み休み行いました。
プロフィール

トリーハ

Author:トリーハ
2014年1月
脳内出血発症
右片麻痺
3級2種

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